【1062日目】自然なケアの実現のために


【今日の一冊】:これは名著だ!ラブホテルの歴史と現状が分かる、良質な参考文献です。

ラブホテル、なんであんなにクレイジーな(失礼)名前と外観のものが多かったのか、というと、性風俗同様、まともに広告営業ができないからだったんですね。広告ができないので、名前のインパクトと外観の奇抜さを広告代わりにする、と。

そう思えば、昔の店舗型ヘルス業界も、ふざけたネーミングの宝庫でしたしね〜。

ただ、個人的には、その策は「社会からつまはじきにされていることにいじけて、ますますふざけた&反社会的な営業・広告戦略に出る」ことと紙一重のような気がします。つまり、問題の根本的な解決にはならん、と。

ラブホテルも風俗もポルノも、「ふざける」文化がありますが、そうやってふざけている限りは、永遠に社会の表舞台に出られないぜ、と思うのは、私だけではないはず。


昨日、ケアが1件あったのですが、利用者の方とスタッフの方と話し合って、試験的に「NPOホワイトハンズのスタッフが、自立生活をしている利用者の方の自薦ヘルパーに登録し、普段の食事介助やトイレ介助の流れの中で、日常のケアの一環として、自然な形で、射精介助を並行して行う」というスタイルをとってみることになりました。

これは、意外とメリットのあるスタイルかと。

まず、利用者側からみると、普段の介助の流れの中で、慣れ親しんだスタッフからケアが受けられるので、心理的負担が少ない。また、射精介助専門のスタッフを依頼するという心理的・経済的コスト(射精介助の時間中だけ、普段の介助者に外出してもらうなどの手間)を減らすことができる。交通費の負担も、1回分で良い。

スタッフの側からみると、射精介助の報酬に加えて、自薦ヘルパーとして介助を行う分の報酬も得ることができる。また、普段の介助の流れの一環として射精介助を行うので、「後ろめたいことをやっている」「いやらしいことをやっている」という意識を減らすことができる。

ホワイトハンズの側から見ると、射精介助を日常生活の中に溶け込ませることができ、ケアの社会性を向上させることができる。

もちろん、その他にもメリットやデメリットはあると思いますが、まずは試験的に実施してみたいと思います。


射精介助を現場に普及させるためのルートは、現行の「NPOから専門スタッフを派遣する」という形以外にも、色々あると思うんですよね。

上記のように「NPOのスタッフを、自薦ヘルパーとして登録する」というルートや、「自薦ヘルパーに、NPOが研修を施す」というルートもある。

もちろん、自薦ヘルパー制度を利用している人がすべてではないので、あくまで限られた範囲での対応策だとは思いますが、今後も柔軟な発想で、色々と動いてみたいと思います。


そうそう、発言小町に「障害者の痴漢問題」が載っていましたね。

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0221/388598.htm?o=0&p=1


色々な考え、答えのある問題なので、「ホワイトハンズ・プログラム」の課題にしたいテーマです。

*********************************************
NPOホワイトハンズ
HP:http://www.whitehands.jp/
携帯HP:http://www.whitehands.jp/imode/index.html

代表 坂爪真吾(さかつめ・しんご)

私たちは、あなたの「性に関する尊厳と自立」を守ります!

お問い合わせ&メッセージは、事務局(m@whitehands.jp)まで、お気軽にどうぞ。

■「性の介護」&「障害者の性」ポータルサイト:「ホワイトハンズ大学」
 http://www.privatecare.jp

■「性の介護」検定2010
 http://www.privatecare.jp/kentei.html

■「性の専門職」育成プログラム:「ホワイトハンズ・プログラム」
 http://www.whitehands.jp/swp.html 


コメント
ラブホ使ってますよ。もちろん性交ではありません。
写真(ヌード)撮影のためです。
最近のラブホは料理とかもしっかり出せるところが増えてきていますよ。
性交が目的ではなく、日帰りで楽しめる休憩所的に変化しつつあるのでは?。

「昨日、ケアが1件あったのですが、利用者の方とスタッフの方と話し合って、試験的に「NPOホワイトハンズのスタッフが、自立生活をしている利用者の方の自薦ヘルパーに登録し、普段の食事介助やトイレ介助の流れの中で、日常のケアの一環として、自然な形で、射精介助を並行して行う」というスタイルをとってみることになりました」

これこそが望ましい介護ですよ。
生活の中で「食事や入浴、排泄」という普通の流れで性ケアができる。当たり前であり、理想ですよ。
私は性ケアも「身体介護」の一つだと考えています。
発言小町の痴漢問題の記事や、以前アップされていたスイスの「障害者の性的虐待」問題などなど、ワタクシのブログにもリンクさせていただきました!

いつもレアな情報をキャッチして下さり、公開して下さるので、凡人にもしっかり学べる機会が!! ありがとうございま〜す!
>あきおさん

お褒め頂き、ありがとうございます。
ラブホテルは、性風俗的な産業の中で、ほぼ唯一、社会性を獲得できた「先駆者」だと思います。そこから学べることは多いですね。

>らぶさん

発言小町の記事、実は私も奥さんから教えてもらったんですよ(笑)。今後も役立ちそうな情報がありましたら、随時アップしますね。
  • ホワイトハンズ代表@愛妻家
  • 2011/02/24 7:18 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

一般社団法人ホワイトハンズ代表理事・坂爪真吾

事業内容の紹介

リアルタイムのつぶやき

Facebook

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 (JUGEMレビュー »)
ジェームズ・C. コリンズ
ホワイトハンズのバイブルです。針鼠の概念!

recommend

非営利組織のマーケティング戦略
非営利組織のマーケティング戦略 (JUGEMレビュー »)
フィリップ コトラー,アラン・R. アンドリーセン

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM