【883日目】週刊ポスト「セックスボランティア」第3回:『障害者向け風俗嬢の心と体』レビュー


【今日の一冊】:5年前の本著発売時から、現状はほとんど変わっていないのでしょうね。

本日のブログは、本日発売の週刊ポスト・短期集中連載「セックスボランティア」第3回:『障害者向け風俗嬢の心と体』について書きます。

今回の記事、ホワイトハンズは脇役なので、久しぶりに肩の力を抜いて読めますね。部外者は楽なもんだ(笑)。もはやタイトルと記事内容が完全に乖離している今回の特集ですが、第3回目も、非常に面白いです。全業界関係者、必読!!

まず私信です。ハニーリップの中村隆さん(仮名)、ラ・メールの東友和さん(仮名)、かおるさん(仮名)、記事中でも私、思いっきりフラれておりますが(汗)、数少ないこの業界(どの業界だ)の実務家同士だと思いますので、よろしければ、差し支えの無い範囲で、お互いに交流&情報交換等しませんか?

気が向きましたら、いつでも御気軽に、事務局までメール(m@whitehands.jp)頂けると幸いです。Mixiのホワイトハンズコミュ(http://mixi.jp/view_community.pl?id=3313135)からも連絡可能です。お待ちしております。


以下、記事のレビューです。

今回は、「性の介護」の社会化を唱えるNPO・ホワイトハンズと比較して、風俗の立場から「障害者の性」問題に向き合う障害者専用(対応)デリヘルをクローズアップし、その主張を掘り下げる、という構図です。

私なりに一言でまとめますと、今回の記事は、「性の神格化」VS「脱神格化」の問題が焦点になると考えます。

まず、記事内にある、ハニーリップさんによるホワイトハンズへの一連の疑問は、風俗関係者の方であれば、ほぼ100%、抱くであろう疑問です。

7月の大阪の勉強会でも述べたのですが、風俗嬢を含めた風俗関係者の方に、ホワイトハンズのサービス理念や内容を理解してもらうことは、非常に難しい、というか、ほぼ不可能です。

やや批判的な言い方になってしまうのですが、風俗関係者は、「介護用手袋をはめながらのサービスなんて、気持ちよくないじゃん」「触れない、裸も見れない、抜くだけのサービスで、一体何が楽しいの?」といったように、「気持ちいいか、気持ち良くないか」「お客が満足するか、満足しないか」という主観的な図式でしか、サービス内容を評価できない。

すなわち、そこには「社会性のあるサービスとして成立しうるかどうか」「事業として、継続的に続けていくことが可能かどうか」といった、客観的=社会的な基準が、一切存在しない、と。


この社会性の欠如が、「風俗」と「それ以外」の分かれ目になる、と思います。

私が、随所で「風俗とは切り離して考えて欲しい」というのは、別に個人的に風俗が嫌いだからとか、風俗で働いている人たちを差別しているから、といった理由ではなく、「社会性の欠如したポジションでは、どんな正しいことをやったとしても、まともな事業として絶対に成立しえないから」です。

例えば、パン屋さんで考えても、「従業員が全員偽名」「工場や店舗の住所は、一切不明」「材料の産地も、一切不明」「連絡先は、携帯のみ」だったら、まともな商売として、まず成立しえないですよね。

にもかかわらず、同じことを風俗店がしていると、なぜだか「まともな商売として成立していないのでは?」と疑問を抱く人は少ない。しかし、現実は、そんなことをしている限りは、まともな商売として、絶対に成立しようが無い。

そういう意味で、「障害者向けデリヘルは、事業として長続きしない」というのは不正確で、「デリヘルという業態自体が、そもそも(構造的に)事業として長続きしない」というのが正確だと思います。

実際、(どこの業界でもそうだと思いますが)デリヘル業界で儲かるのは、個々の店舗自体よりも、広告代理店やコンサル、行政書士事務所等の、「開業を煽る側」「開業支援をする側」でしょう。

そういう視点で見ると、デリヘル業界自体が、そういった「裏」側にいる人たちの手によって、汗水流さずに利益を上げるために設計された、壮大なシステム、という見方もできるでしょうし。

(以下明日に続く)

====================

【NPOホワイトハンズ】(http://www.whitehands.jp/
携帯サイト:(http://www.whitehands.jp/imode/index.html

代表 坂爪真吾(さかつめ・しんご)


私たちは、脳性まひのあなたの「性に関する尊厳と自立」を守ります!


お問い合わせ&メッセージは、こちら(m@whitehands.jp)までお気軽にどうぞ。

ブログの記事へのコメントは、いつでも&どこでも&どなたでも大歓迎です。
お気軽にコメントを頂けると幸いです。


■バリアフリーの裸婦デッサン教室「ホワイトハンズ・アートスクール」

 2010年9月12日(日)、新潟市にて開催決定!参加者募集中です。

 ⇒パソコン(http://www.whitehands.jp/menu4.html

 ⇒携帯(http://www.whitehands.jp/imode/menu4.html


■脳性まひの利用者の方、各地で随時募集中です!お気軽にお声掛けください。

 利用受付窓口⇒(http://www.whitehands.jp/service.html


■【寄付金募集!】2010年の目標金額:100万円
脳性まひの方の「性に関する尊厳と自立」を守るために、あなたにもできることがあります!

 寄付受付窓口⇒(http://www.whitehands.jp/support.html


■性の介護&障害者の性ポータルサイト
 「ホワイトハンズ大学」(http://www.privatecare.jp


■ホワイトハンズで働きたい!という方はこちら
 
 求人受付窓口⇒(http://www.whitehands.jp/recrute.html


■ホワイトハンズ@Mixiコミュです。ぜひご参加ください。
 ⇒(http://mixi.jp/view_community.pl?id=3313135


■メディアからの取材依頼、大歓迎。報道資料はこちら
 ⇒(http://www.whitehands.jp/press.html


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

一般社団法人ホワイトハンズ代表理事・坂爪真吾

事業内容の紹介

リアルタイムのつぶやき

Facebook

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 (JUGEMレビュー »)
ジェームズ・C. コリンズ
ホワイトハンズのバイブルです。針鼠の概念!

recommend

非営利組織のマーケティング戦略
非営利組織のマーケティング戦略 (JUGEMレビュー »)
フィリップ コトラー,アラン・R. アンドリーセン

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM