【657日目】ホワイトハンズVSオランダSAR

評価:
勝間和代
ランダムハウス講談社
¥ 1,680
(2007-10-25)

【今日の一冊】:粉飾決算をしてしまう心理は、経営者ならばだれしもあると思います。 市場に煽られて短期的な急成長をしても、あまり良いことが無い、ということでしょうね。


今日は、昨日の上越出張の疲れを充電。ちょいと昨日の補足を書きます。

欧州に出張して、オランダのSARに直接取材をされた記者の方に、西区のラーメン屋「侍元」にて、分厚いチャーシューを食べながら、あれこれお話をお聞きしました。

SARはオランダ国内でも有名な組織だそうで、代表者は「障害者の性の地位向上に貢献した」功を讃えられて、オランダ女王から勲章をもらっているそうです。

記者の方、オランダSARの取材の際に、代表者に「日本では、ホワイトハンズというNPOが、このようなサービスをしているのですが、どう思いますか?」とわざわざ聴いてくださったとのこと(ありがとうございます!)。

その時、70代のSAR代表者が何と言ったかというと、「不十分だ。マスターベーションの介助だけでは、障害者が満足するはずがない。障害者は、セックスもしたいんだ」「そういう意味では、日本はオランダに比べて30年遅れている」とのこと。

まぁ、個人的には、ホワイトハンズの方が、逆にSARの30年先を進んでいる、と自負していますが(笑)。

このブログでも何度も書いていますが、SAR的な方法=エロと介護、エロと医療を混同して、ダイレクトに障害者への有償セックスサービスを提供する戦略では、半永久的に、社会的に市民権を得られないマイナーな小規模組織、キツイ言葉で言えば「運営者自身のオナニー=自己満足のための組織」のままで終わってしまう気がします。

事実、SARも20年以上活動しているにもかかわらず、スタッフの数は約16人=活動歴2年弱のホワイトハンズと同じくらいですしね。SARのホームページでは「利益の追求や規模の拡大は考えていない」と書いていましたが、むしろ「追求したくてもできない」「拡大したくてもできない」のが現状かと。

日本の性風俗=デリヘルにしても、(法律的な問題もありますが)9割以上が、小規模な零細自営業でしょう。「エロ」を切り離さない限り、組織の大規模化=社会性の獲得は、99%不可能だと思います。

おそらく、ホワイトハンズも、コツコツ20年近く活動を続けていれば、今のSAR的な地位&知名度までには、容易にたどり着くことができるでしょう。世界各国のメディアからも取材が来るとか、ね。

ですが、私的には「それだけ」で終わりたくないし、SAR的な地位には、魅力も何も感じない。NPOとしてのホワイトハンズの目標は、ホワイトハンズの存在自体を無くすこと=射精介助を、特定の組織に寄らずに、いつでも&どこでも&だれにでも、当たり前に受けられるような介助にすること(≒制度化)なので、そもそも20年後には存在していないのが理想像ですし。

というわけで、SARを「良き反面教師」として、教訓にしていきたいですね。


今日は、1日で3名の方から新規スタッフ応募を頂きまして、非常にご機嫌であります。

昨日の面接が大失敗(=応募者の無断欠席!最悪です)に終わって凹んでいたのですが、人とのご縁は大切にしていきたいですよね。ホワイトハンズに関心を持って頂き、本当にありがとうございます!

また、昨年卒業研究に協力した専門学校の方から、報告書を郵送で送って頂きました。ご丁寧に手書きのお礼状まで添えてくださり、ありがとうございました。学生さんのお役に立てて、とても嬉しいです!心がほっこりしますね〜。



ブログの前の、よいこの専門学校生のみんな!来年度の卒業研究発表、ホワイトハンズでお役にたてることがあれば、恥ずかしがらずに連絡してくれ!!

⇒卒論協力実績はこちら

http://www.whitehands.jp/sr20090213.html


卒論協力、ホワイトハンズがやらねば、誰がやる!

というわけで、おやすみなさいませ〜(^^ゞ

=====================

【NPOホワイトハンズ】(http://www.whitehands.jp/
携帯サイト:(http://www.whitehands.jp/imode/index.html

代表 坂爪真吾(さかつめ・しんご)


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コメント
オランダの70歳代SAR、が言う。
「不十分だ。マスターベーションの介助だけでは、障害者が満足するはずがない。障害者は、セックスもしたいんだ」
これでは生理現象、「性機能の健全」という理念と説明は成り立ちません。
「セックス」と「性機能の介護」は根本的に違います。
セックスも有り、ならテレビの取材や学生の卒論に協力できませんよね。
そいう意味では、ホワイトハンズの方が市民権を得やすいと思いますよ。
いえ、絶対ですよ。
オランダは売春・麻薬も合法の国ですからねぇ…あまりにも日本と風土が違いすぎますが。
ただ、そのオランダでさえSAR活動に偏見はあるそうですよ(同じ記者さんから聞いた)。

とにかくホワイトハンズに要は無い、ケアが当たり前の社会を目指しましょう!
  • 菅原@京都代表(器ではない)
  • 2010/01/17 2:50 PM
>あきおさん

もちろん、SARにも色々な背景や事情があると思うので、一概に批判はできませんが、私的にはやはりSAR的な方向にはいきたくないですね〜。

>京都代表

偏見は、「持たれる側」にも一定の責任がありますからね。組織としての説明責任は果たしていかないとなぁ、と思います。
  • ホワイトハンズ代表
  • 2010/01/18 10:27 AM
批判もですが、VSとする事に無理が在ると思いますねっ。 
 
オランダは独自の思想や文化の国ですから、当然、日本と比べようが無い訳です。

ある種の参考資料にはなると思いますけどね。
  • 大阪のl利用者です。
  • 2010/01/19 5:21 AM
「VS」はネタですが(笑)、参考資料として両者を「比較」するのは、なかなか面白いですよ。得るところも多いですしね(=^・^=)
  • ホワイトハンズ代表
  • 2010/01/19 8:40 AM
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