【2042日目】早稲田祭Democracy Lab. Vol.1「障害者の性」まで、あと2日!

本日は、引き続きサミットの準備。あとは私のパワポ資料ができれば終了であります。今回は、福沢諭吉ネタで行く予定。

早稲田祭の
Democracy Lab. Vol.1「障害者の性」、いよいよ明後日ですね〜。

何気に大学の学園祭なるものに行ったことが、今までの人生でほとんど無いので、自分の出るイベント以外もあれこれ回ってみようかな、と考えております。

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一般社団法人ホワイトハンズ 
 
代表理事 坂爪真吾(さかつめ・しんご)
 
私たちは、「新しい性の公共」をつくります。
 
★ホワイトハンズ:これからのイベント予定
 

いずれも、定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください!

●本日の一冊

タイトルに反して、内容は真っ当でした。

【2041日目】早稲田祭Democracy Lab. Vol.1「障害者の性」まで、あと3日!


本日は、丸一日、11月4日(祝)のセックスワーク・サミット2013@渋谷・弐の準備。おおむね完了です!

そして、早稲田祭まで、あと3日ですね〜。ドキドキですね〜。

あっ、もし、新潟市の高校生の方で、早稲田大学を志望していて、11月2日(土)の早稲田祭に見学に行きます、という方がおられましたら、良かったら、当日、新潟市から一緒に新幹線で行きませんか?

まぁ、私はかつて早稲田に落ちた人間なので、一緒に行くのには大いに不吉な存在(笑)かもしれませんが、東京駅から早稲田キャンパスまで引率しますので、お気軽にお声かけください。新潟育ちの高校生にとって、東京の地下鉄は、ほとんどロンダルキアの洞窟並みの迷宮&攻略難易度だと思うので。

私も、大学受験で上京した際、宿泊地の池袋から高田馬場に行くまでの道のり(山手線に乗るだけなのですが)が、魑魅魍魎の跋扈する果てしない迷路に感じた記憶があります。東大受験の際は、池袋から本郷三丁目まで、地下鉄で行ったのですが、初めて丸の内線に乗った時は、試験前の緊張&「狭っ!」「壁近ッ!」「人多すぎ!」というショックの嵐で、冗談抜きで発狂するかと思いましたし。鬼束ちひろの「シャイン」を爆音で聴いて、精神の安定を保っていた痛い記憶が・・・。

そもそも、新潟にいると、「私鉄」という概念が無い=JR以外に鉄道があるという認識そのものが無いので、私鉄の駅が目的地の場合、高確率で迷うんですよ。私も、京王井の頭線の駒場東大前駅に行くために、JR渋谷駅の路線図を見て、必死になって「JR駒場東大前駅」の場所を探して、「どこにもないじゃん!」と叫んでいましたから。早稲田受験の際も、「東西線」の存在そのものを知らず、わざわざJR高田馬場から歩いていたしなぁ・・・。

というわけで、新潟の高校生の皆様、早稲田に無事たどり着く自信の無い方は、お気軽にお声かけください。

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これもグッときました!性の問題も、民主主義同様、「面倒くさくて、うんざりして、疲れる」ことばっかりですけど、
それでも、「少しでもマシ」な世の中にしていくために頑張りたいですね。



 

【2040日目】「障害者の性」問題と映像化

本日は、午前育児で午後仕事。札幌出張中に溜まった雑務処理を淡々と。

午後、メディアの記者の方とお会いしたのですが、やはり、「障害者の性」問題をテレビで=映像化して取り上げてもらう方法、戦略を持って考えていかなければなぁ〜、と思いました。介助の現場をダイレクトに出すことは色々な意味で不可能なので、間接的かつ本質的なテーマが伝わるような形で、うまいこと出せないかなぁ、と思案中です。


さて、今月もあとわずか、来月は2日(土)の早稲田祭、4日(月)のセックスワーク・サミットと、盛りだくさんですね!晴れ舞台が続くので、テンションを上げていきたいと思います〜。

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札幌出張中に機内&ホテル内で読破。高校時代以来の山田詠美体験でしたが、非常に面白かったです!
過去の作品も読み返してみようかな・・・。

 
評価:
山田 詠美
新潮社
¥ 1,575
(2009-06-30)


【2039日目】札幌芸術の森美術館



札幌出張3日目、唯一の観光タイム(半日限定)ということで、札幌芸術の森美術館を訪問。



個人的に大好きな佐藤忠良作品を大量に観ることができて、お腹いっぱいであります!

詳細は、私のFacebookページにアルバムを作ったので、興味のある方はご覧ください。



今回は、(主に金欠病で)北海道らしいグルメをほとんど食べることができなかったので、最後に新千歳空港で帯広豚丼。
次回こそは、ジンギスカン食べるぞ〜〜〜!




というわけで、今回も充実の札幌出張でした。

3日間でお会いした皆様、そして、留守中に息子を二晩続けて見てくれた妻と家族に感謝します!

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【2038日目】ホワイトハンズ大学@札幌!



年内最後のホワイトハンズ大学「障害者の性」白熱教室、札幌にて開催いたしました。



介護福祉職、保育職、医師の方や障害当事者の方など、多彩な分野の方々が参加して下さりました。



事例のディスカッションにも、熱が入りました!



今回のワークショップでは、一つの正解を探すのではなく、
問題を多様な角度から捉えた上で、一定の結論を出す、という姿勢を重視しました。






50分×3コマのワークショップ、最後までお付き合いくださりまして、誠にありがとうございました!

お忙しい中、取材にお越しくださった北海道新聞記者の方にも、感謝申し上げます。

後程、開催風景&参加者の感想を、ホームページにアップいたしますね。

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【2037日目】書評「アール・ブリュット アート 日本」(保坂健二朗監修:平凡社)

「アール・ブリュット」(=生の芸術)の内容が良く分かる、体系的論集。

アール・ブリュットとは、広義には、専門的な美術教育を受けていない独学者が、自発的に創作した作品の数々を指す言葉です。

アール・ブリュット、障害者アート(エイブル・アート)を含め、「障害者をはじめとするアウトサイダーのつくった作品の中にこそ、既存の美術界、そして私たちが失った純粋性・切実性を宿した、真実の美が眠っているのだ〜(以下略)」的な、アイタタタな話なんじゃないかなぁ、と思っている人は、私を含めて多いと思うのですが、本著を読むと、アール・ブリュットという概念、及びそれが持ちうる社会的なインパクトが、そういったベタな二項対立的発想、本質主義的な発想とは全く別物であることが分かります。

特に、斉藤環さんのレクチャーが、非常に分かりやすいです。

斉藤さんによると、アール・ブリュットというジャンルは、「誰が発見するか」という点が重要になる。社会と作家をつなぐための仲介者が必要になるので、その意味で、仲介者自身もまた、表現者の一人である。

また、アール・ブリュット自体は、批評や鑑賞、市場的な価値判断の対象となりにくく、また、「ここまでがインサイダーで、ここから先はアウトサイダー」という線引きもし辛い。さらに、創作物自体が、作家の「症状」の現れであったり、「治癒」のための手段であったりするので、純粋な表現行為とは言いづらい。その意味で、定義しづらい。

しかし、そういった特徴を持ったジャンルが存在すること自体に、意義がある。「表現として現実化されていない潜在性」の持つ強度こそが、私たちがアール・ブリュット作品から受ける感動の正体かもしれない。

さらに言えば、アール・ブリュットの作品を見出した人と作家との関係こそが、アール・ブリュットである。アール・ブリュットは、常にそういった関係性の更新の中で捉えられていくべき、流動的なジャンルではないのか。

これを踏まえて、中村政人さんの「社会包摂型アートセンター」構想を読むと、その内容が腑に落ちます。

社会包摂型アートセンターは、従来の美術館のように、街に単独で存在・機能するものではなく、その地域の環境と複合的に機能するべく設計されるものである。具体的には、学校、病院、福祉施設、お祭り、商店街と連携し、地域のクリエイティヴ・ハブとして機能させる。その中で、アール・ブリュットという概念が生きてくるのだ、と。

この「社会包摂型アートセンター」構想、ホワイトハンズが、セックスワーク3.0で提唱している「社会性護センター」構想と、一致する部分があり、とても共感できました。アートと性を使って、社会の包摂度を上げていこうぜ!みたいな。

中沢新一さんと保坂健二朗さんの対談の中で、保坂さんが「これまで往々にして経済的な価値観でのみ評価されがちだった芸術家を、うらやむ対象でも、疎外する対象でもなくて、支える対象であるというふうに変えていかないといけない」と述べています。

この文章、「芸術家」を「セックスワーカー」に変えても、意味は通じるのではないでしょうか。

つまり、アートもセックスも、社会の外側にあるもの、外側に追いやられるべきものではなく、ベタな言い方をすれば、社会の内側での結びつきを強める=他者との「キズナ」をつくるための手段として、効果的に活用されるべきである、と。

展覧会は、「観るためのもの」ではなく、「自ら組織して、作り上げるもの」である。

アートやセックスが、論理や市場原理に基づいた「鑑賞・評価」モデルから卒業して、情感に基づいた「共感・共有」モデルに変わる時代、早く訪れるといいなぁ、と思いました。

私の次回作の新書でも、セクシュアリティを「鑑賞・評価するもの」ではなく、「自らの手で作り上げ、周囲と共有するもの」というモデルに変えていこうぜ!という論を展開する予定なので、このアール・ブリュットの本、とても勇気づけられました。アートも性もNPOも、根っこの部分ではつながっているんだなぁ、と実感。

内容的にはそれほど難解ではなく、比較的とっつきやすい本だと思いますので、ぜひ書店で手に取ってみてください。

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■10月27日(日) ワークショップ「ホワイトハンズ大学@札幌」(参加費無料!)
 
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【2036日目】「新しい性の公共」つくりに協力してくださる学生インターン募集開始!(東京・大阪・新潟)

というわけで、明日から札幌出張であります。台風も逸れてくれたようなので、一安心。

今回の出張は、仕事一辺倒で、観光とかグルメとかには無縁そうな気配が・・・涙。いつかはゆっくりと、北海道巡りしたいですね。


告知ですが、学生インターンの募集を開始しました。

ヌードデッサン会やセックスワーク・サミット、ホワイトハンズ大学の運営など、
「新しい性の公共」つくりに関わって下さる学生さんを募集します。

募集地域は東京・大阪・新潟です。尋常ならざる情熱(笑)を持った学生さんからのご応募、お待ちしております!

詳しくはこちら ⇒ http://www.whitehands.jp/vola.html


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■10月27日(日) ワークショップ「ホワイトハンズ大学@札幌」(参加費無料!)
 
いずれも、定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください!

●本日の一冊

次回の読書会の課題文献として読んだのですが、面白い!!
「アール・ブリュット」の概念、まさにホワイトハンズにも大いに関連しているような気が。

【2035日目】ホワイトハンズ大学@札幌、懇親会参加者募集

本日は、午前仕事で午後育児。ワークショップのテキスト解説、なんとか今月中に片付けたいところであります。

27日(日)のワークショップ「ホワイトハンズ大学@札幌」(参加費無料!)、終了後(17時〜予定)に懇親会をやる予定です。

そういえば、昨年の懇親会も嵐の中だったような・・・。

台風シーズンを避けてスケジュールを組んでいる割には、悪天候にぶつかる、というのはなぜなのでしょうか。

ワークショップに参加できない方でも、懇親会への参加は歓迎ですので、ご希望の方は、お問い合わせもしくは
ツイッター等でご連絡ください。


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■10月27日(日) ワークショップ「ホワイトハンズ大学@札幌」(参加費無料!)
 
いずれも、定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください!

●本日の一冊

「贈るための本」という概念は面白かったです。私の次回作もそうなればいいなぁ、と妄想中であります。

【2034日目】ホワイトハンズ大学@札幌まで、あと4日!

本日は、テキストの編集と、来月の大学講義の準備であります。

27日(日)の「ホワイトハンズ大学@札幌」まで、あと4日ですね!1年ぶりの北海道、楽しみです。台風が直撃しないことを祈ります。。。

昨日告知した通り、参加費は無料ですので、札幌市民&北海道民の皆様、ぜひ、お気軽にお越しください。

今年最後の「障害者の性」白熱教室、皆で議論しましょう!

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■10月27日(日) ワークショップ「ホワイトハンズ大学@札幌」(参加費無料!)
 
いずれも、定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください!

●本日の一冊

これまで読んだ亀山さんの本の中では、一番面白かったです。

「妻」と「恋人」との間に、もう一つ「友人」or「異性の親友」というカテゴリーを入れればいいんじゃないの、と思いました。
妻か恋人か、という二択は疑似問題かと。男女交際リテラシーに基づいた「不倫ワクチン」とか、将来開発したいですね。

 

【2033日目】書評「夜の経済学」(荻上チキ・飯田泰之:扶桑社)

評価:
飯田 泰之,荻上 チキ
扶桑社
¥ 1,365
(2013-09-26)

荻上チキさん&飯田泰之さんの新刊。遅ればせながら、書評を書かせて頂きます!

内容的には、「はじめに」にも書かれている通り、夜の世界に関する「オモシロデータ本」的な一冊。

Amazonレビューにもあった通り、ある種の「ファンディスク」=荻上チキさんの著作のファンの人向けの一冊とも言えるかもしれません。「彼女たちの売春(ワリキリ)」「セックスメディア30年史」「検証 東日本大震災の流言・デマ」等の一連の著作を読んでいる人にとっては、「おおっ、そういう情報&背景もあったのか!」と楽しめる内容になっているかと。第7章の『ア動ブ』管理人の話など、興味深く読めました。

ただ、荻上本に通底するテーマ(だと勝手に私が思っている)「ダメ議論を仕分けして、よりマシな結論を導き出そう」という一本筋は、本著においてもビシッと通っているので、これまで荻上チキさんの本を読んだことの無い方でも楽しめるのではないでしょうか。

以下、個人的に面白かった部分をいくつかピックアップして述べます。


●「第1章 フーゾク業界を経済分析」雑感

これまで、この手の分析には、色々な意味で微妙感の漂う「門倉推計」=門倉貴史さんの一連の著作しか無かったので、それに比べれば、多少は説得力と信憑性のある話が書いてあり、良かったです。推計稼働店舗数も、風俗嬢人口も、おおむねその通りのような気がします。

ただ、風俗や売春をはじめとする夜の世界のデータ分析には、以下のような「三重苦」があると思います。

すなわち、

1.そもそも、データが非常に取りづらい

2.頑張ってデータを集めても、既視感のある、古典的な結論しか出ない

3.せっかくデータを出しても、それを活かしてくれる団体やNPO、行政等のプレイヤーが、ほぼ皆無


そのため、せっかくこうやって調査と仮説を重ねて、苦労してデータを出しても、「SPA!」的な雑誌のネタ以上のモノにはなり得ない、と。

これは非常に勿体ないことなので、こうしたデータを活かすためにも、ぜひ、夜の世界に関わるNPOの代表として、本書の中でも紹介されているGAPには、頑張ってほしいですね!(他力本願かよ)ええっと、我々も「セックスワーク・サミット」の開催も含め、微力ながら頑張りたいと思います。


あと、これは批判とかではないのですが、性風俗の問題を扱うにあたって、活字の本で「許可店」「無許可店」という言い回しを使うのはなるべく控えてほしいなぁ、と思いました。

風営適正化法上では、店舗型・無店舗型を問わず、性風俗関連特殊営業は、全て「許可制」ではなく「届出制」です。つまり、ソープもデリヘルも、「許可店」などは存在しません。あるのは、「届け出を受理されただけの店舗」だけです。確かに、性風俗の現場でも、意図的なのか、単に知らないだけなのかどうかは分かりませんが、「許可店です!」とPRしているところはありますが。

性風俗関連特殊営業は、営業適正化のための遵守事項も欠格事由もない世界=「誰がどうやっても、いかがわしい有害な商売なので、行政が営業の許可を出すことはできないのだけれども、いつでも摘発できるように、届出だけは出しておけよ」という世界です。

その意味で、性風俗関連特殊営業が「許可制」ではなく「届出制」であることは、性風俗を肯定する上でも否定する上でも、非常に重要な論点なのですが、それが曖昧にされてしまっている今の風潮が、個人的にムカツク(笑)ので、ツッコませてもらいました。


●「風俗嬢とワリキリ嬢を含めたセックスワーカーの総数は、60年前からあまり変わっていない」

これは、非常に面白いデータではないでしょうか。

1980年代以降の「素人化」の流れの中で、風俗で働く参入障壁が下がり、一見ワーカー人口は増えているように思えるのですが、そうでないとすると、風俗の世界は、いつの時代も、「同じ属性の人たちがグルグル回っているだけ」の閉じた世界なのでは、という見方ができるかと。

私の次回の新書で、このあたりの仮説を提示する予定なので、大いに参考になりました。


●ワリキリ嬢(+男性客)の学歴と移動性の低さ

これも面白いデータでした。やっぱり、ワリキリ=売春は、セックス「ワーク」でもなんでもなく、完全に「福祉」の世界の問題にすべきだよなぁ、と。

ちょっと昔の売春合法化論争の中で、売春防止法に対する批判として、「女性を保護・更生対象にしている」点が、挙げられたことがありました。

売春女性が、非行少年と同じような「保護・更生対象」にされているがゆえに、セックスワーカーが、職業として、自己決定・自由意思での売春をすることができなくなっているじゃないか!という趣旨だったと思うのですが、今にして思えば、「60年前と同様に、保護・更生対象でいいじゃん」としか言えない気がします。売春防止法、悪法だのザル法だのと叩かれがちですが、「売春女性を保護・更生対象にする」という視点は、結果的に見れば正解だったのでは、と。

個人的には、「ワーク」たりえるのは風俗までで、売春は、色々な意味で、「ワーク」にはなり得ないと思います。その意味で、売春がこれだけ蔓延しているのは、端的に「福祉の欠陥」×「風俗の敗北」なのではないでしょうか。

その意味で、今必要なのは、「風俗福祉学」=ソーシャルワーカーが売春・風俗の世界の問題解決にガンガン関わることができるような体系的手法・理論の構築と、「風俗の社会化」=売春なんぞよりも、人・モノ・金の集まる圧倒的に魅力的なサービスを作って、風俗の力で売春を撲滅する、という流れの2本立て、だと考えます。

ホワイトハンズとしては、この2本立てに関する事業をこれから進めていきたいなぁ、と考えております。


以上、「夜の経済学」、この世界に興味のある人であれば、間違いなく買って損は無い一冊なので、ぜひ書店でチェックされてみてください。

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