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評価:
植村花菜,植村花菜,山田ひろし,寺岡呼人
キングレコード
¥ 849
(2010-11-24)
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【今年の一枚】:2010年の邦楽はこれでしょう!紅白も楽しみです。
本日は、事務局の仕事納め。ギリギリまで、来月のケア日程調整をしておりました。仙台スタッフの方、年末のお忙しい時期に、ありがとうございました!来年も宜しくお願いいたします。また明日のケア@関西×2、大晦日に申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします!
さて、2010年も終わりなので、今年の総括&反省会をします。
まずは2010年「良かったこと」ランキング。
●第1位:毎日放送「VOICE」特集
まず、2010年一番の快挙は、1月に毎日放送の報道番組で、特集を組んで頂いたことでしょう。
10分間という短い時間でしたが、この10分間は、「障害者の性」問題が、セックスボランティアや性風俗といった社会性の無い手段ではなく、介護の領域=社会性のある手段で解決することが可能である、ということを、テレビというメディア、それも夕方の報道番組という表社会(笑)の時間帯で提示した点で、過去の数十年分の歴史に匹敵する快挙だと思います。
オランダ・SARの取材まで行ってくださり、冗談抜きで「革命的」な特集だったと思います。
改めて、毎日放送担当者の方に、お礼申し上げます!取材に協力してくださったホワイトハンズ関係者の方々も、本当にありがとうございました。
そして来年こそは、2008年からしつこく言い続けているNHK「福祉ネットワーク」出演を目指して、広報活動、頑張ります。というわけで、ブログの前のNHK関係者の方、ご配慮&根回しの程、何卒宜しくお願いいたします(笑)。
●第2位:「週刊ポスト」短期集中連載
二つ目は、8月〜9月の週刊ポスト短期集中連載です。
河合香織さんの著書「セックスボランティア」、創業前に100回くらい読んだのですが、まさかご本人に取材して頂ける日が来るとは、全く予想しておりませんでした。人生、努力していれば、いつかいいことがあるものですね(涙)。
新潟&上越&関西で取材に協力してくださった皆様、そして河合香織さん、本当にありがとうございました!
●第3位:ホワイトハンズ大学@大阪+東京
今年から始めた勉強会イベント「ホワイトハンズ大学」、大阪と東京で開催したのですが、いずれも満員御礼。参加してくださった皆様には、本当に大感謝です!
来年は、福岡と名古屋で開催したいと企んでおります。野望を言えば、5大都市(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)で毎年開催したいですね。こちらも頑張ります!
「悪かったこと」はあげていくときりがないので(笑)、来年の目標に代えて書きます。
2011年「これをやるぜ!」目標ランキング
●目標1:「障害者の性」問題を、福祉の教科書に載せる
これは長期目標ですね。「ホワイトハンズ、絶対福祉の教科書に載せるべきですよ!」と、SVP東京のサポーターの方にそそのかされまして(笑)、この目標を立てました。
ただ、これは手前味噌でも何でもなく、「障害者・高齢者の性」に関する問題が教科書にほとんど載っていない、というのは、現行の介護福祉の教育制度における、大きな欠点だと思います。
福祉の教科書に載せるためには、これまで通り「ケア実績をコツコツ積み重ねる」×「広報活動を頑張る」の2本立て活動を行うことはもちろん、学会で発表したり、本を出版したりなど、多角的な活動をすることも必要になってくるかと。
ともあれ、非常にやりがいのある目標なので、実現の日を目指して頑張ります。
●目標2:「障害者の性」白書を作る
これも、SVP東京のサポーターの方からの入れ知恵ですね(笑)。何気に他力本願な私です。
先日のブログでも書いたのですが、「障害者の性」白書、これは我々ホワイトハンズが、この分野のパイオニアNPOとして、責任を持って作らねばダメでしょう!
詳しいデータを集める作業の難易度が非常に高い仕事になると思うのですが、現時点で一般公開されているデータや情報だけでも、かなりのことが言えると思うんですよね。
もちろん、ホワイトハンズの1000日にわたるケア活動で得た「障害者の性」に関する一次情報が、最強の財産ですが。
白書の方向性としては、例によって「エロ」だの「風俗」だの「恋愛」だのを一切省いて、「セクシュアル・ヘルス&ライツ」の観点から、執筆をしたいと考えております。
憲法25条で規定されている社会権=「健康で文化的な最低限度の生活を送る権利」の中で、まず、「最低限度の性の健康」に焦点を当て、障害者の、「最低限度の性の健康」を維持していくためのケアサービスや制度、配慮が、今の社会には存在していないことを明示し、「最低限度の性の健康」を守るために必要な問題提起と政策提言を行う、という内容を考えております。
「障害者の性」白書を作ることができれば、それを活用して非常に面白い仕事ができそうなので、今からワクワクしております!
●目標3:「性の専門職」育成プログラム=ホワイトハンズ・プログラムを開始する
これも長期目標ですね。が、長期的にみると、120%、社会的に必要な仕事だと思います。やることは膨大にあるので、有言実行で頑張ります。
●目標4:内閣府のNPO法人格を取得する
3年連続の未達成目標(笑)。いや、これは、私が地元・新潟市への申請にこだわったのがマズかったんです。ペンギンに空の飛び方を教えようと、必死になっていたんですね。そりゃ、ペンギンだって大迷惑でしょう(笑)。「どんなに頑張っても、構造上、無理」ですしね。大いに反省しております。。。
●目標5:英語のホームページを作り、海外に情報発信&海外メディアの取材を受ける
これもSVP東京の入れ知恵(入れ知恵ばっかりやん笑)なのですが、日本人は「黒船」=海外事情や圧力に弱い。したがって、海外の「障害者の性」に関する事例や諸制度を引っ張ってきて、「海外は、こんなに進んでいますよ。遅れているのは、日本だけなんですけど」という黒船営業&広報をかければ、世論も動きやすいのでは、と。
実際、どれだけ海外で進んでいる国があるかどうかは分かりませんが、黒船営業は非常に面白いと思います。野望としては、海外の学会や研究会にも、積極的に参加していきたいですね。
というわけで、来年の個人目標は「目指せTOEIC800点」で(汗)。
・・・とまぁ、やりたいことは山ほどあるのですが、時間とお金と私の才能が無い(笑)。
ともあれ、やりたいことがたくさんある、ということはNPOとして幸せなことだと思うので、2011年も「ホワイトハンズがやらねば、誰がやる!」の心意気で、闘います。
今年一年、ホワイトハンズのケアサービスを利用してくださった利用者の皆様、遠いところや多忙の中、時間をやりくりしてケアに協力してくださったケアスタッフの方々、各地の代表、メディア関係者&協力者の皆様、本当にありがとうございました。
というわけで、ブログの前のよいこのみんな!2011年も、ホワイトハンズと握手!!
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